SHOEI Z-8レビュー|40代リターンライダーの初フルフェイス

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Helmet Review / SHOEI Z-8 / First Full-Face Experience for a Return Rider in His 40s

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ヘルメット全体像 — SHOEI Z-8 マットブラック

ジェットヘルメットしか被ったことがなかった僕が、初めてフルフェイスに手を出した。しかも6万円越え。正直「こんなに出すの?」って一瞬ひるんだけど、結論から言うと買って正解だった。Z900RSで高速を走るなら、これくらいのヘルメットが必要だったんだな、と実感している。

今回はSHOEI Z-8を購入してから使ってみてわかったこと、バイクショップでのフィッティング体験、他メーカーとの比較まで、リアルな感想をまとめてみる。

スペック

項目 詳細
製品名 SHOEI Z-8
価格 62,700円
重量 1,415g(Lサイズ)
サイズ L
タイプ フルフェイス
付属品 防曇シート付き
おすすめ用途 ネイキッドバイク全般、ロングツーリング

購入のきっかけ

これまでずっとジェットタイプを使ってきた。開放感があって好きだったんだけど、Z900RSを手に入れて高速ツーリングに出かける前提となると、ロングランでの安全性と疲労感が気になる。風の巻き込み、走行音、そういうのを考えると「そろそろフルフェイスにすべきかな」という気持ちになってきた。

せっかく買うなら良いものを、ということでSHOEI / ARAIを候補に絞ってバイクショップへ。

外観レビュー

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マットブラックの質感がZ900RSとよく合う

選んだカラーはマットブラック。これがかっこいい。 ツヤなしの落ち着いた質感で、Z900RSのスタイルにすごく合う。手に持った瞬間、作り込みの丁寧さが伝わってくる。シールドの開閉感、各パーツのはまり具合、どこを触っても「安い」感じがしない。6万円出すだけのことはある、というのが最初の印象だった。

バイクショップでのフィッティング体験

調整後内装 — 頭の形に合わせてフィット感が格段に変わる

バイクショップでの購入時に、内装を頭の形に合わせて調整するサービスがあることを教えてもらった。別料金で3,300円、時間は約25分。

迷わずお願いした。

内装のどの部分が当たっているか、どこが浮いているかを確認しながら丁寧に調整してくれる。終わって被り直したときの感覚が明らかに違う。「ヘルメットが乗っかってる」から「頭と一体になってる」に変わった感じ、といえばわかるかな。これは絶対にやっておいたほうがいいと思う。

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左:内装メガネ用の窪み / 右:インカムスピーカー取り付けスペース

サングラスをかけて走る人にも対応していて、内装調整でサングラスフレームが当たる部分に窪みを作ることができる。耳当て部分が痛くなりにくくなるのも地味にありがたい。そしてインカムのスピーカー取り付けスペースがちゃんと設けられているのも、Z-8を選んだ理由のひとつだ。

実際に使ってみた感想

良かった点

  • 頭との一体感がある:内装調整のおかげでヘルメットが「重い」と感じにくい。1,415gというスペック以上に軽く感じる。
  • 高速走行での安定感が段違い:ジェットヘルメットのときと比べて、風の当たり方が全然違う。高速巡航がラクになった。
  • 視野は思ったより広い:初フルフェイスで一番心配だったのが視野の狭さ。でも上側・横側の視野は全く気にならなかった。これは正直驚いた。
  • 細部の作り込みが丁寧:シールドの動き、内装のステッチ、どこを見ても雑さがない。さすがSHOEI。
  • マットブラックがかっこいい:Z900RSとの相性が抜群。

気になった点

  • 価格:62,700円はやっぱり高い。「良いものには投資する」と決めていても、一瞬ためらう金額ではある。
  • 下方の視野が狭い:フルフェイスなので顎部分があり、下を向いたときに見えにくい。カーナビを装着していると、地味に目線が前方から逸れる。

人気製品との比較

バイクショップで店員さんに相談しながら、かなり真剣に悩んだ。最終的にZ-8に決めるまでの比較をまとめる。

製品名 価格(目安) 主な特徴 メリット デメリット おすすめな人
SHOEI Z-8(今回購入) 62,700円 ネイキッド向けフルフェイス。内装フィッティング対応。インカムスピーカースペースあり。 軽量・一体感・高速安定性・視野の広さ・細部の品質 価格が高め。下方視野がやや狭い ネイキッドでロングツーリングしたい人
SHOEI GT-Air 3 約70,000円〜 サングラス(インナーバイザー)内蔵。ツーリング特化設計。 サングラスが内蔵で便利。静粛性が高い 純正以外のインカムは取り付けが難しい場合あり。Z-8より重い傾向 サングラスを頻繁に使う長距離ツーリング派
ARAI ASTRO-GX / RX-7X 約60,000〜90,000円 安全性へのこだわりが特に強い。帽体の強度・形状設計に独自哲学。 安全性への信頼感が高い。品質が安定している インカムのスピーカー専用スペースがないモデルもある。フィット感が好みによる 安全性を最優先にしたい人
OGK KABUTO AEROBLADE-6 約30,000〜40,000円 国産メーカー。コストパフォーマンスに優れる。軽量設計。 価格が魅力的。軽量で被り疲れしにくい 細部の仕上げはSHOEI・ARAIより劣る部分あり(店員談) コスパ重視の人。サブヘルメットとして

SHOEI内ではフラッグシップのX-Fifteenもあるけど、あちらはスーパースポーツ向けの前傾姿勢を想定した設計。Z900RSのようなネイキッドには視線が合わないので候補から外した。ネイキッドならZ-8かGT-Air 3の二択という感じだった。

ARAIは安全性への哲学が強く伝わってきて、正直惹かれた部分もある。ただ、インカムのイヤホン周りの取り付け用窪みがなく、人によっては痛みが出るかもしれないというアドバイスから、音楽を聴きながらのツーリングに憧れていた僕には少し引っかかった。OGK KABUTOは価格が魅力的で、店員さんも「サブとしてはあり」と言っていた。メインで使うなら、やはりSHOEI・ARAIかな、というのが正直なところ。

おすすめ度

★★★★☆

4.5 / 5.0

頭との一体感があり、高速を走行するなら買い。値段が高めだが価値あり。

初フルフェイスとしてZ-8を選んだことに後悔はない。むしろ「もっと早く変えておけばよかった」と思っている。高速を走る機会が多いネイキッドライダーには、特におすすめしたい一枚だ。

まとめ

ジェットからフルフェイスへの乗り換えに最初は不安もあったけど、Z-8は思っていた以上に視野が広くて、高速での安定感は別次元だった。そして何よりバイクショップでの内装フィッティング(3,300円・約25分)は絶対にやるべき。被り心地がまるで変わる。

  • ネイキッドバイクに乗っていてロングツーリングをしたい人
  • ジェットからフルフェイスへの乗り換えを検討している人
  • インカムを使いたい人

上記に当てはまるなら、SHOEI Z-8はかなり有力な選択肢になると思う。値段は高いけど、それだけの価値はある。

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